不思議な体験本当の話｜偶然とは思えない“導かれた瞬間”

「これって偶然なの？」「なんでこのタイミングで？」──

日常の中でふと立ち止まるような出来事、ありませんか？今回お話しするのは、筆者が実際に体験した“ちょっと不思議な話”。怖い話ではなく、じんわり心に沁みる、どこか温かい出来事です。

「スピリチュアルとか信じてないけど…」という方にも読んでいただきたい、何気ないけれど、決して偶然とは思えなかった“導かれた瞬間”のお話です。

数年前、仕事に追われ、心に余裕がまったくなかった頃のことです。その日も残業で帰宅は23時過ぎ。疲れ切って家に着くと、テレビもつけずにベッドへ。

ふと、「誰かに話を聞いてほしい…」そんな気持ちになりました。でも誰にも連絡する気力が出ず、スマホも裏返して目を閉じました。

静寂の中、なぜかふと“祖母”のことが頭に浮かんできました。もう何年も前に他界した祖母。私にとって、とても優しく、でも芯のある人でした。

その夜、眠っていた私の夢に、祖母が現れました。まるで生きているかのように、自然に会話をしていたのを覚えています。

「だいじょうぶ。ちゃんと見てるからね」

夢の中で祖母は、そう微笑んで言ってくれました。そして翌朝、目が覚めたときにはなぜか、心がすーっと軽くなっていたんです。

その日はいつもより空がきれいに見えて、なんでもない駅のアナウンスの声すら、やけに優しく聞こえました。

「気のせい」──そう思うかもしれません。でも私は、この出来事が偶然だったとは思えませんでした。

その週末、実家に帰省することになりました。久しぶりに両親と話す時間がとれたので、何気なく祖母の話をすると、「そういえば、今日命日だったよ」

……私は、すっかり忘れていました。

でも、あのタイミングで祖母が夢に出てきたのは、もしかしたら、何かを伝えに来てくれたのかもしれない── そう感じた瞬間でした。

スピリチュアルの世界では、亡くなった人が“夢”を通じてメッセージを送ることがあるといいます。

魂は、物理的な時間や距離を超えて、 “必要なときに、必要な人のもとへ”やってくるのだそうです。

今回のように、心が弱っているとき、守ってくれる存在がそっと寄り添ってくれる── そう考えると、すごく心があたたかくなりますよね。

日々の中で感じる小さな“偶然”。それは、もしかすると“必然”かもしれません。

この記事が、あなたの過去の体験や、これから起こる不思議な出来事を優しく受け止めるヒントになればうれしいです。

もしあなたにも「不思議な体験本当の話」があれば、ぜひコメントで教えてくださいね。

次回は「願いが叶った瞬間」にまつわるお話をお届けする予定です。お楽しみに！